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駅伝

私は自分の青春を「駅伝」に懸けてきました。
一人で走るトラック競技としての陸上やマラソンと違って、駅伝は仲間と共に「たすき」をつなぐ駅伝では友人間・仲間内での「絆」も深まります。
自分のために走る以上に、仲間のために頑張りたいと言う気持ちや、自分たちに懸けてくれる先生のためにも頑張りたいと言う気持ちから、いつも以上にやる気も増します。

1区からアンカーの5区まで、5人でタスキをつないでゴールするルールの中で、私は大概の場合「アンカー」を任される役目だったので、最後の最後みんなが懸命に走って守ってくれたタスキと成績を抜かれる事がないようにと、そのプレッシャーも大きかったのを覚えています。

学生ながらに真剣に取り組んでいて、周りのライバル学校も駅伝に懸ける思いは同じように強く、みんな必死で頑張っていました。あまりのプレッシャーに失神してしまう子もいたり…自分の限界を超えてしまうがあまりの事故やトラブルも多かったです。

一番印象に残ったのは、私たちの地区の中でも強豪校でいつも1位・2位を争う学校のチームの1区がトップで帰って来なかったので「あれ?」と思っていると、その次もその次も違う学校。最後のランナーが通過してもまだタスキがつながれないのです。
何かおかしいと思っていると、1区でスタートしたランナーは途中で脱水症状をおこしてしまい転倒。それでもタスキをつながないとと言う思いで立ち上がり走るのですが、方向感覚が失われ別のコースへ行ってしまったのです。
そこで意識を失い救急搬送されたと言う事でした。
その際に頭を強く打ってしまったらしく、彼女はその一件で障害を負ってしまいました。

顔の麻痺と、味覚障害。
それでも次の試合では復帰していました。
今までどおりのタイムは期待できませんでしたが、それでも部活をやめないと言うのです。もし走れなくなったとしても、マネージャーとして在籍したいと申し出たそうです。

駅伝を通して、彼女からは「情熱」や「絆」を学ばせてもらいました。

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